田子大樹 様
早稲田大学社会科学部 卒業
令和2年 明治大学法科大学院(既修)卒業
令和2年 司法試験合格
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総合 988.82点 308位
論文 495.32点 268位
公法系 126.83点(憲法B、行政法A)
民事系 183.85点(民法A、商法B、民訴A)
刑事系 118.29点(刑法A、刑訴A)
労働法 66.33点 36~43位(上位5%以内)
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・総まくり講座2019
・司法試験過去問講座2019
・労働法速修テキスト講座2019
・労働法過去問講座2019
・事例演習労働法解説講座2020
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加藤先生の講座を選択した時は、司法試験の勉強を始めてから1年以上経過した時でした。
その時は、他の予備校で入門講座を受講して、7科目を1通り基礎学習を終えていました。
しかし、いざ、司法試験の論文過去問を解いてみるとなかなか解けませんでした。
そこで、基礎・基本の勉強から更なるステップアップを図り、論文を書けるように司法試験で合格できるように成長したいと思うようになりました。
そして、様々な予備校の講座の説明や動画や予備校講師の方のブログ等を見て検討した結果、加藤先生に辿り着きました。
加藤先生の講座が良いなと思った理由はたくさんありますが、大きく分けて言うと、①加藤先生が徹底的に過去問を分析された対策を練っておられること、②加藤先生の説明が分かりやすいこと、③常に受験生目線で受験生への思いやりに溢れている一方で、きちんと厳しい言葉も言ってくれ信頼できると感じたことの3つです。
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(1)総まくり講座
総まくり講座のテキストでは、各科目、内容がA~Cランクと分かれていて重要箇所がわかりやすく、試験直前でも短時間で復習がしやすいです。
総まくり講座のテキストでは、論点の解説を加藤先生が論証の形で作成しており、試験本番でもそのまま使える記述が多く、とても便利です。
更に、総まくり講座のテキストを読めば、判例百選を読むのが不要なのではないかと思うくらい、加藤先生が重要判例を短すぎず長すぎずまとめてくれています。例えば、憲法だと判例百選だけだと短くて重要な箇所が載っていなかったりもしますが、加藤先生のテキストには必要十分な量が掲載され解説されています。
総まくり講座のテキストは、知識の総まとめができるようになっており、一元化テキストに最適です。
(2)司法試過去問講座
司法試験過去問講座では、加藤先生が必要に応じて、出題趣旨と採点実感を抜粋したりまとめてくれていたりするので、非常に助かりました。
近年の司法試験の論文は、出題趣旨と採点実感が長くなりつつあり、自分で読むのもなかなか大変です。
そんな中、加藤先生のテキストでは、出題趣旨と採点実感の重要な部分を加藤先生の解説と一緒に1冊にまとめてくれているので、とても読みやすく復習しやすかったです。
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加藤先生の講義は、無駄がなく、非常にわかりやすくまとまっています。加藤先生はものすごく司法試験の過去問を詳細に分析されており、ある論点を講義で解説している時も、この論点は、何年と何年の過去問に出題されて、その時の出題のされ方はこうだったと瞬時に答えられるくらい分析されていると思います。また、何をどこまでどのようにどのくらいの分量で書けば良いのかも加藤先生は常に意識されています。加藤先生が詳細に分析されている為、「この論点では、ここまで深く書けないと皆に差を付けられない」とか、「この論点では、このように書けば、試験で多く点数を取れるようになる」ということが分かります。加藤先生の講義は、常に受験生目線で、どうすれば試験本番で点数を稼げるか、すなわち、合格するために必要な知識・思考は何か、ということを教えてくれています。
司法試験過去問講座で、特にオススメしたいのが、全科目・全年度、加藤先生が作成した、上位答案と中位答案が載っている点です。上位答案は、約8ページで、司法試験委員会が出題趣旨や採点実感で受験生に書いてほしい事として要求している内容がほぼ全て盛り込まれている模範答案です。そして、中位答案では、出題趣旨や採点実感で要求されているが多くの受験生が書けない細かい点は省かれており、合格者が実際に2時間で書けるであろう、現実的な答案が掲載されています。ページ数も5ページから6ページ程度のものが多く、分量も現実的です。更に、加藤先生の答案の良いところは、一行27字程度で、これも受験生目線で、実際の本番で答案用紙に書ける文字数を想定して答案を作成されている点です。ある予備校の模範答案では、一行40字以上であったり、8ページびっしりと書かれたりしており、およそ現実的ではなく、試験本番で初めて問題を見て2時間で書ける内容ではないのも多いですが、その点、加藤先生の答案は、試験本番で実際に使える真似できる部分が多い現実的な答案になっています。
他には、憲法では、2018年から三者間形式ではなく、意見書形式の問題になっていますが、加藤先生は、2006年から2017年までの憲法の過去問も意見書形式の形で作り直してくだっており、今の形式に沿った対策ができ非常に助かりました。民法では、2019年版を受講した人にも、2020年の改正民法に対応したテキストを配布してくださり、改正民法に対応した対策もしっかりとできました。
それから、加藤先生は、過去問を分析されていて、この論点はそろそろ試験に出るという予測も当たります。例えば、前科証拠・類似事実証拠による犯人性立証の論点は、先生が予測してくれたおかげでメリハリを付けて出そうな箇所を重点的に勉強することができました。
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司法試験は、ゴールから逆算して、今の自分に何が足りていないかをしっかりと分析することが大切です。
ここまで色々と真面目に書いてきましたが、時には法律の勉強を忘れて息抜きする事も大切です。そうやってリフレッシュする事で法律の勉強もはかどっていくと思います。
また、大学の友達や予備校やロースクールでできた友達と話し合ったり相談しあったりするのも大切だと思います。
ここまで読んでくださった皆様、ありがとうございました。
司法試験は確かに大変な試験ではありますが、これを読んでくださった皆様が、少しでも司法試験合格を目指そうと思って頂けると嬉しいです。