加藤ゼミナールについて

受験1回で総合163位の上位合格!

プロフィール

R.T 様
法学部卒業
法科大学院(既修) 予備試験合格により自主退学
令和5年司法試験 合格

 

受講講座

 

成 績

総合 1036.36点 163位

論文 501点 204位
公法系 132.34点(A、A)
民事系 188.78点(A、A、B)
刑事系 110.56点(C、A)

短答 104位

 

講座を選択した経緯・理由

私は以前、某予備校の講座を受講していたため、予備試験の合格の特典として、加藤ゼミナールの講座を受講することが出来ました。

 

加藤ゼミナールについては、法科大学院の先輩が司法試験の数か月前に購入し、総まくり講座と過去問演習講座をやりこんで、見事司法試験に上位合格したという話を聞いていました。

受験生が疑問に思う部分について丁寧に解説されているうえに、網羅性も高く非常に勉強になるという話も同じ先輩から話を聞いていたので、加藤ゼミナールの受講ができることを非常にうれしく思ったことを覚えております。

 

講座・教材の使い方

基本7科目の総まくり講座

私は総まくり講座を何かわからないことがあるときに当たる一番目の資料として使用しておりました。総まくり講座は網羅性が高く、受験生が疑問に思う部分について、丁寧に書かれているので、分からないときに当たる書物として非常に参考になりました。私は特に行政法の処分性や刑法総論の共犯の錯誤、民事訴訟法全般についてお世話になりました。

また、総まくり講座の各科目の最初の数ページから数十ページは、総論として科目ごとの勉強の仕方や答案の書き方についてが記載されているため、その部分を何度も読み、自分で作成しているまとめノートにまとめ、自分の中に落とし込むようにしました。特に答案の書き方をまとめている部分については自分が答案を書く前に一読し、実際に答案を書くときにその事項を意識しながら書くようにしておりました。

総まくり講座は非常によくまとまっている教材なので、司法試験直前期に7科目を一読しました。意外と忘れている部分や、新たな発見があり非常に勉強になりました。また一読に加え、特に令和5年度で出そうな分野については何度も読み返しました。

基本7科目の基礎問題演習講座

特に憲法、行政法について重点的に使用しておりました。基礎問題演習講座の問題を読み自分で答案構成を行い、その後加藤先生が作成している答案例を読み自分の考えの修正やあてはめの仕方を学びました。演習講座自体に解説はないのですが、分からない場合には総まくり講座を見れば解決できるので問題はありませんでした。

総まくり講座、基礎問題演習講座、司法試験過去問講座のいずれも加藤先生が作成されているので、記述に一貫性があり非常に勉強しやすいものでした。内容も私が見る限りでは不自然な部分はなく、非常に信用できるものであると思います。一度目の問題演習後私は私の考え方に誤りがあった部分について、マークをして2度3度見返すことが出来るようにしておりました。また自分の思考の整理と、後で見返したときに内容をすぐに把握できるようにするため、基礎問演習講座の模範答案のページに学習のまとめとして、答案構成を書いておりました。答案構成は条文と論点名だけを記載する簡単な構成を行いました。

基本7科目の司法試験過去問講座

過去問演習を始めたばかりの時には、まずは司法試験の問題を読み、何も見ずに答案構成を行い、その後演習講座を見て自分なりに内容を理解したうえで、実際に答案を書いてみるという方法で、過去問演習を進めておりました。演習を始めたばかりの時には、なかなか自分の力だけで答案を書くのは難しく、過去問講座を見て理解したうえで答案を書く方が、司法試験でどのようなことを書くことを求められているのかを身をもって知ることが出来るので、個人的には勉強になると考えております。分析の段階で私は出題趣旨と採点実感を読んで司法試験の分析をしておりました。ただ自力で趣旨と実感を読み解いて、勉強するのは困難で非常に時間がかかります。過去問講座はこの趣旨と実感を読み解き分かり易く説明してくれているという部分で非常に参考になりました。この教材は出題趣旨や採点実感を引用して解説してくれているので、出題趣旨や実感はこのようなことを言っているのかということが非常に分かり易いです。実際に自分一人で読んでも全く理解できなかった部分について、この講座の解説を見てわかるということが何度もありました。

司法試験の直前期には、私は時間制限をつけて解説を見ずに答案作成を行いました。その後の復習の際に、過去問講座を利用しました。この時の復習で大切なのはどうして自分はこの趣旨や実感で書かれていることを書けなかったのか、次はどうしたら書けるようになるのかを考えることです。このようなことを考えるうえでも、過去問講座は非常に役に立ちました。

 

講座・教材が令和5年司法試験にどのように役立ったか

総まくり講座の基本的な考え方という部分については、実際の司法試験を解く際にも非常に役立ちました。当日は自分なりにまとめた紙を持ち込み試験直前に見ておりました。具体的には今年度は憲法の三者間形式が復活しましたが、総まくりには三者間形式の書き方についても載っているので、その解答のコツを思い出しながら、焦らず試験を解くことが出来ました。

憲法については、総まくりでは生存権もカバーされていたので生存権というあまり見ない問題でもある程度は対処することが出来ました。行政法の処分性の病院開設事件を参考にする部分や会社法の設問2の訴訟要件に関する部分は、総まくり講座を通じてよく理解できた部分なので、非常に総まくり講座が司法試験合格に役立ちました。

また行政法で病院開設事件を利用して考える問題が出たのですが、この判例については事前に総まくり講座でしっかりと勉強していた部分でしたので、難なく解くことが出来ました。

 

これから司法試験・予備試験を受験する方々へ

司法試験や予備試験はとても大変な試験で、私も何度も挫けそうになりました。ただ、粘り強く条文を大切にして勉強していけば、報われる試験だとは思います。合格した時の感動は何にも捨てがたいものです。

一緒に法曹として働きましょう。応援しております。