K.S 様
法科大学院 卒業
令和5年司法試験 合格
選択科目 60.58点
労働法の勉強を始めてから、市販の論証集を用いてまとめていたが、網羅性と内容の充実度に限界を感じていた。また、労働法に着手する時期が遅かったことから試験までの時間的制約を考え、効率的に過去問演習をしつつ知識を定着させるために、利用を検討した。
他教科では予備校講座を利用せず、法科大学院の授業や過去問演習から自作のまとめノート(論証集)を作っていたが、加藤ゼミナールの論証集を使っている友人から、内容の正確性・充実度・網羅性があると聞き、利用することに決めた。
労働法の司法試験過去問に着手する時期が遅れたが(受験日の約4カ月前)、学校での演習などから答案構成さえできれば時間内に書くことはできると考えたため、司法試験独特の思考方法に慣れることに注力した。そのために、比較的詳しく答案構成をし、その直後に講座のテキストと講義を聞き、不足した部分や誤った思考を修正することを心掛けた。一通り全年度分の答案構成を終えた後は、できるだけ短い時間で答案構成を作成し、テキストに書かれた思考回路と同じ様に考えられたかを答え合わせしていた。
書き方に迷う部分があれば、常に参考答案と論証集に立ち返っていた。この場合には手を動かすことを意識し、書いてみることを心掛けていた。付属の論証集はほとんど手を加える必要がないほどに完成されていたが、一部自分なりに書き易い表現に変えたり、覚えやすいようにポイントをまとめ直したりし、改良して使っていた。もちろん、問題によっては論証の要点をまとめて短く記載する必要はあるが、注釈や補足、ナンバリング、解説講義等から要点は明確になるため容易にでき、非常に応用性の高い論証集だと思う。
労働法過去問講座及び論証集は、内容的にも信頼でき、また網羅性もあって非常に効率的に労働法演習を行うことができます。ロースクールの授業や予備校の基礎講座等で一通りインプットが終わった方は、この講座を使い込めば確実に、短時間で司法試験に合格することができるだけの知識と自信を得ることができると思います。また、過去問演習に取り組むのに「早すぎる」ことはないと思います。自分は、インプットと並行してもっと積極的に過去問にも取り組めばよかったと後悔していますので、参考になれば幸いです。
合格に向けて努力を始めたのなら、もう既にゴールに大きく近づいています。ぜひ最後まで足を止めずに走り抜けてください。応援しています。