予備試験合格パック及び予備試験・司法試験入門講座の一番最初の講義(導入講義)で使用する導入テキスト(156頁)が完成いたしました。
導入テキストには、講義の聴き方に関すること、法律学全般に共通する基本的なこと・重要なこと、基本7科目における基本中の基本と全体像が反映されております。
導入テキストには、法律知識だけでなく、ナンバリングの仕方、条文の構造、接続詞の意味・使い方といった、法律文章を読解・作成する上で基本的なことも反映されています。
導入テキストを用いた導入講義により、意外と盲点になりがちな、法律学習における基本中の基本から学ぶことで、盤石な基礎を身につけることができます。
導入講義では、「講義の聴き方」と「法律学の基礎」の後に、基本7科目の「導入インプット」に入ります。
導入インプットでは、基礎講義に先立ち、各科目の全体像を把握して頂きます。これにより、基礎講義を使った学習をスムーズに進めることができます。
その科目特有の思考の枠組み(考え方)、法体系、重要な分野・条文・手続・論点について、言語化まではできないが脳内でだいたいのイメージができるという状態を目指します。導入インプットは、基礎講義に入るための土台作りを目的とするものですから、この段階では理解・記憶が曖昧・不正確でも構いません。まずは脳内でだいたいのイメージができるようになることを目指し、それから徐々に、基礎講義を受講する過程で言語化して理解・記憶していきます。
そして、加藤ゼミナールの入門講座では、インプットをアウトプットと統合した形で同時並行的に実施することに重点を置いており、この講義スタイルは導入講義でも同様です。
法律について、具体的事例を前提として、具体的事例を解決するための道具に位置づけた上で、その使い方を説明いたします。
これにより、受講者の皆様は、今、何のためにこの法律や条文を勉強してるのか、すなわちインプットのゴールを明確に意識しながら授業を聴くことができるため、アウトプットに直結する法律知識を自然と身につけることができます。