K.K 様
京都大学法科大学院(既修)在学中受験
令和5年司法試験 合格
総合 110位台
論文 130位台
公法系 90位台(A、A)
民事系 130位台(A、A、A)
刑事系 700位台(A、B)
選択科目 100位台前半
予備試験の勉強に際して、加藤先生がネットに上げている参考答案をみて勉強をしていた。そこで、加藤先生の答案が無駄のないとても質の良い答案であると感じていたため、司法試験の勉強でも加藤先生の参考答案を使って勉強したいと考えていた。また、加藤ゼミナールの論証集や参考答案は、自分の周りの受験生に評判がよく、利用している人が多数いた。そのため、加藤ゼミナールの講座を受講しようと考えた。
基本的には、過去問を起案・答案構成した後に、司法試験過去問講座の解説や模範解答を確認し、知識の穴がある部分を逐一確認していく方法をとっていた。また、加藤ゼミナールの論証集は、他の論証集に比べて、規範の理由づけなどがしっかりしており、論証のフレーズを覚えるだけではなく、その論証の意味を理解して、納得しながら使うことができると感じたため、最終的には、予備試験で使用していた論証集ではなく、加藤ゼミナールの論証集を使用し、そこに知識の書き込みなどを行って一元化していった。
テキスト・論証集について
テキスト・論証集は、ランク付けがされており、重要度に応じたメリハリをつけた学習ができ、直前期などの全体を復習するときにとても役に立った。特に憲法は、判例を使用した解答例などが充実しており、判例を使った憲法の答案の作成の仕方を学習することができた。令和5年に出題された生存権や平等権についても、しっかりとカバーできており、本番では生存権の論証例を思い出しながら論述をした。
司法試験過去問講座について
講座を受講するまでに、司法試験の過去問を数度解いたことがあったが、司法試験の問題は、それ自体分量が多く、論文の趣旨や採点実感も決してわかりやすいとはいえないため、一年分終わらせるだけでも負担が大きく、過去問、採点実感などを踏まえて、勉強しようと考えると結構な時間を割かれると感じた。
しかし、司法試験過去問講座は、すべての年度の採点実感や出題の趣旨の分析の結果を踏まえた解説がついており、その分析の結果としての質の高い解答がついてる。そのため、司法試験過去問講座の解説をしっかり読み込めば、自然と出題趣旨や採点実感において重要とされている部分を意識して、答案を書けるようになると思う。周りの受験生がそれぞれの年度の採点実感を読んでいる中、司法試験過去問講座によって、すべての年度の採点実感等の要点を抑えた解説を確認し、司法試験の過去問の負担を大きく減らすことができることは大きなアドバンテージだと感じた。
司法試験・予備試験はいかに多く得点に結びつく事項を書けるかが試されているものであり、何が得点に結びつくかは、司法試験委員会の出題の趣旨や採点実感で示されています。そのため、司法試験を受けるにあたり、出題の趣旨や採点実感を踏まえた過去問学習を避けることはできないと思います。そこで、出題の趣旨や採点実感を精緻に分析した司法試験過去問講座の受講は、司法試験に合格しやすくなるためのよりよい選択肢だと思います。