司法試験過去問講座2023
司法試験過去問講座は、各科目19問(プレテスト、平成18年~令和5年)、合計133問の司法試験過去問について解説をする講座です。
試験対策に定評のある加藤講師の解説講義により、表面的な解答筋だけでなく、解答筋に気が付くために必要とされる問題文の読み方のコツ、科目・分野ごとの答案の書き方、法律文章作成の作法、思考プロセスなども習得できるので、真の意味で過去問をマスターすることができます。
また、令和1年から令和5年までの5年分については、6~8枚で検討事項を可能な限り網羅した現実的な超上位答案(想定1位~2桁前半)のほかに、4~5枚で簡潔にまとめた中上位答案(想定100~200位)も用意しております。これにより、理想解と現実解を把握した上で、個々人の記憶力・理解力・筆力等に合った「自分の現実解」を具体的にイメージできるようになります。
【概要】
販売価格 | 150,000円(税込) |
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使用教材 | 司法試験過去問テキスト7冊(1科目1冊) ・プレテストから平成30年までの14年分の答案は、6~8枚で検討事項を可能な限り網羅した「現実的な超上位答案」(想定1位~2桁前半) ・令和1年から令和5年までの5年分では、「現実的な超上位答案」のほかに、4~5枚で簡潔にまとめた「中上位答案」(想定100~200位)もあり |
講義時間 | 1問約1時間、19年分×7科目で合計133時間 |
スケジュール | 全科目の教材配送を開始しております(令和5年分を除く) 入金確認から3日以内に配信済動画が視聴可能(5年分を除く) |
視聴期間 | 2024年9月末まで |
支払方法 | 銀行振込(分割も可能) クレジットカード決済(分割も可能) |
★令和4年司法試験過去問解説の単年度販売も実施しております。
こちらのリンクから販売ページに移動して頂けます。
https://kato-seminar.jp/courses/detail/?id=164067
司法試験過去問講座では、使用教材である司法試験過去問テキストの作成から講義の全てを、教材作成と試験対策に定評のある加藤喬講師(弁護士)が担当いたします。
加藤喬講師は、講師歴9年目であり、特に教材作成と試験対策において圧倒的な支持を得ています。
毎年、自身が担当する基本7科目の試験対策講座や労働法対策講座から、1桁合格者をはじめとする超上位合格者や短期合格者を輩出しています。
5歳から体操を始め、それからずっと体育会に所属しており、高校3年のインターハイでは個人総合5位入賞を果たす
大学3年生の春に、自分の人生をスポーツから勉強に切り替えようと思い、当時高野講師が在籍していた大手予備校に入塾し、司法試験を目指す
慶應義塾大学法科大学院を修了し労働法1位(2466人中)・総合39位(8015人中)で司法試験に合格(2014年)
合格直後から講師活動をスタートし、2021年5月、法曹教育の機会均等と真の合格実績の追求を理念として、加藤ゼミナールを設立
徹底した過去問分析に基づく試験対策と自身でいちから作成した教材のクオリティの高さに定評があり、特に、自身が教材も含めていちから作成した労働法講座は司法試験受験界において圧倒的なシェアを占めている
加藤ゼミナールの基本7科目の試験対策講座は、①総まくり講座(中上級者向けのインプット講座)、②基礎問題演習講座(短文事例問題演習の講座)、③司法試験過去問講座、④予備試験過去問講座の4つです。
入門講座レベルのインプットを終えている方には、【司法試験対策】として、①総まくり講座→②基礎問題演習講座→③司法試験過去問講座という流れで3講座を受講して頂くことをお薦めいたします。
【司法試験対策】
テキストは、「問題文」「解説」「答案」の3部構成となります。
問題文には、問題文の読み方を説明する際の便宜のために、行番号を振っています。
解説では、出題趣旨・採点実感を答案の流れに従って整理した上で、検討事項ごとに条文、判例及び学説等に関する説明を記載しているため、基本書・判例集を使ったリサーチを要することなく、本講座だけで過去問分析を完成させることができます。
解説の右余白には、基礎応用完成テキスト及び総まくり論証集の該当頁を逐一表示しているため、過去問演習後の復習の際に、一元化教材である基礎応用完成テキストや総まくり論証集に戻りやすくなっております。試験直前期に一元化教材と過去問テキストの双方を回すのは困難である上、学習効率も下がりますから、試験直前期に基礎応用完成テキストや総まくり論証集を読むだけで司法試験過去問から学んだことの重要部分まで確認することができるよう、司法試験過去問から学んだことの重要部分を予め総まくりテキストや総まくり論証集に反映しておきましょう。
答案は、縦23行・横28~32文字の書式に従い6~8枚以内で検討事項を可能な限り網羅した現実的な超上位答案(想定1位~2桁前半)となります。現実的な超上位答案により、メリハリのある答案の書き方を習得することができるとともに、1位~2位前半の答案の本当の水準を知ることもできます。なお、令和1年から令和5年の5年分については、模範答案に加え、4~5枚で簡潔にまとめた中上位答案(想定順位100~200位)もございます。
司法試験過去問講座では、令和1年から令和5年までの5年分については、6~8枚で検討事項を可能な限り網羅した現実的な超上位答案(想定1位~2桁前半)のほかに、4~5枚で簡潔にまとめた中上位答案(想定100~200位)も用意しております。
模範答案と中上位答案の双方を参考にすることにより、理想解と現実解を把握した上で、個々人の記憶力・理解力・筆力等に合った「自分の現実解」を具体的にイメージできるようになります。
インプットもアウトプットも、本試験で自分が目指している理想の答案を書けるようになることを目指してやるものであり、ここでいう「自分が目指している理想の答案」とは、現実的なゴール、すなわち、自分の実力に見合った現実的な合格答案像を意味します。これを具体的にイメージする際に、4~5枚で簡潔にまとめた中上位答案が非常に役立ちます。
また、中上位答案は、加藤喬講師が徹底した出題分析に基づくメリハリ付けと簡にして要を得た文章によって、4~5枚以内で主要な検討事項を盛り込んだコンパクトな答案を書き上げたものです。こうした中上位答案から、配点項目を意識したメリハリ付けの視点、配点項目をコンパクトにまとめ切る答案作成上のコツなども習得することができます。
司法試験過去問テキストの「解説」部分では、出題趣旨・採点実感を答案の流れに従って整理した上で、検討事項ごとに条文、判例及び学説等に関する説明を記載しているため、基本書・判例集を使ったリサーチを要することなく、本講座だけで過去問分析を完成させることができます。
自力で長い出題趣旨・採点実感を最初から最後まで読み込む必要もありません。
テキストの解説部分の右余白には、基礎応用完成テキスト及び総まくり論証集の該当頁を逐一表示しているため、過去問演習後の復習の際に、一元化教材である基礎応用完成テキストや総まくり論証集に戻りやすくなっております。
解説では、表面的な解答筋だけを説明するのではなく、解答筋に気が付くための問題文の読み方と思考方法についても説明いたします。
これにより、過去問と異なる事案でも、論点をはじめとする検討事項を確実に抽出できるようになります。
本講座では、事案の違いを跨いでも役に立つ、汎用性の高い実力まで身に付けることにも重点を置いております。
本講座の答案例も、全て加藤喬講師がいちから作成しております。
答案例を通じて、事案と条文・論点との対応関係といった表面的なことだけでなく、当該科目に共通する答案の書き方とともに、分野・論点単位での答案の書き方を習得することができます。
さらには、簡にして要を得た文章の書き方、接続の正しい使い方、読みやすい文章の書き方など、全科目に共通する正しい答案の書き方を習得することもできます。
他校の過去問集の答案例には、法律の内容面のみならず、接続詞の使い方や文章全体の流れをはじめとする日本語文章・法律文章という面でも、質の低いものが少なくないです。お手本にする答案例の質が低いと、間違った法律知識が身に付いたり、答案作成における悪癖が付いてしまいます。
知識の不正確さは比較的容易かつ短期間で修正可能ですが、答案作成の悪癖は簡単には修正できません。
加藤ゼミナールの司法試験過去問講座の答案は、文章力の高さにも定評のある加藤喬講師がいちから作成したものであり、法律の内容面のみならず、日本語文章・法律文章としての質も非常に高いです。
したがって、司法試験過去問講座の答案により、正しい法律知識、科目・分野ごとの答案の書き方を習得できることは勿論のこと、全科目に共通する法律文章作成の作法まで習得することができます。
司法試験の論文試験では、基本書に書いてあるからといって、それが当然に正しいと評価されるわけではありません。
判例の理解、学説の選択、要件整理等については、学者間で見解が相違していることがあり、その場合、なるべく司法試験委員会の理解に従うべきです。
こうした傾向が特に強いのが、憲法、刑法及び刑事訴訟法の3科目です。
司法試験では、司法試験委員会の理解がルールです。
そこで、本講座では、判例の理解、学説の選択、要件整理、さらには答案の書き方についても、司法試験の出題趣旨・採点実感と現・元考査委員の著書・執筆箇所を優先的に参照することで、なるべく司法試験委員会の理解に適合した内容になるよう努めております。
したがって、本講座では、司法試験委員会に理解に適合した知識、すなわち司法試験でちゃんと評価される知識と書き方を習得することができます。
教材間の一貫性、講座間の一貫性は、学習効率に直結する非常に重要なポイントです。
それにもかかわらず、多くの予備校では、講座や科目、さらには分野ごとに作成者が異なる教材が当たり前のように使用されているとともに、インプット講座、短文事例問題演習講座、過去問講座とで担当講師が異なることが多いです。
これでは、論点における見解選択、論証や規範の表現・長さ、答案の書き方、思考プロセスなどが、科目、教材、講座ごとに異なるということが頻繁に起こります。
加藤ゼミナールでは、①インプット講座である総まくり講座、②短文事例問題演習である基礎問題演習講座、③予備試験過去問講座・司法試験過去問講座の全てについて、加藤喬講師が教材作成及び授業を最初から最後まで担当しているため、教材間の一貫性と講座間の一貫性が完璧に保たれています。
講義時間は、各科目19時間(1問あたり1時間)、合計133時間(19年分×1時間×7科目)となります。
科目ごとの概要は、次の通りです。
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
憲法では、出題範囲が限られているうえ、科目・重要分野ごとの答案の書き方、問題文の読み方、問題文のヒントの使い方といった受験技術的なことをマスターすることが極めて重要です。 こうした科目特性を踏まえて、授業では、違憲審査の枠組みの基本形、財産権・生存権など特殊な分野における違憲審査の手法、問題文の読み方、問題文のヒントの使い方(そのための知識と頭の使い方)といった、模範答案完成のプロセスについて丁寧に解説することにより、憲法の論文試験対策として真に学ぶべきことをお伝えいたします。 また、平成30年から令和3年までの間、出題形式が三者間形式から法律意見書形式に変更されたことを踏まえて、プレテストから令和3年までの17年分については法律意見書形式の答案を用意するとともに、プレテストから平成29年までの13年分については法律意見書形式と三者間形式の双方の答案を反映しております。その上で、プレテストから平成29年までの13年分については、法律意見書形式の答案を使った解説をした後に、三者間形式の答案を使って論述の振り分けなどについて説明しています。したがって、司法試験過去問を法律意見書形式と三者間形式の双方から分析をすることが可能です(なお、平成30年から令和3年までの4年分は法律意見書形式の答案のみ、令和4年は三者間形式の答案のみとなります。)。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
行政法では、行政裁量、処分性、原告適格の三大頻出分野をはじめとして、答案の書き方が重視される分野が多いです。こうした科目特性を踏まえて、司法試験で評価される分野ごとの正しい答案の書き方について、試験対策を熟知している加藤講師がいちから丁寧に解説いたします。 また、司法試験論文式の行政法では、問題文、設問、会議録の指示・誘導を正確に把握、整理し、答案に反映することも重要です。授業では、指示・誘導の拾い方、問題文全体の処理の仕方についても丁寧に解説いたします。 さらに、違法事由については、高い頻度で現場思考問題が出題されるため、既存の知識と会議録のヒントを使って合格答案を書くためのコツ(知識と頭の使い方、書き方)についても丁寧に解説いたします。 試験傾向に充実に沿った正しい解説により、行政法の司法試験過去問を真の意味でマスターすることができます。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
民法では、請求の定立、法律要件の頭出しの要否・方法(例えば、法律要件を頭出しする際には個別事情を捨象して抽象的な法律要件として提示するなど)、法律要件に沿った検討、主張反論の展開、原則論の指摘など、論点に至るまでの前提部分で大差がつきやすいです。授業では、こうした前提部分における正しい書き方についても逐一解説しますので、民法で評価される正しい答案の書き方をマスターすることができます。 また、民法では、条文や論点を確実に抽出するために、法律関係図の作成や要件事実的な主張分析も重要になってきます。授業では、逐一、法律関係図を示すとともに、当事者の主張の要件事実的な分析の仕方についても解説するため、解答筋である条文や論点に気が付くためのプロセスについても学ぶことができます。 さらに、平成28年以降、司法試験の民法では、毎年のように条文の類推適用、条文の文言の拡張解釈、判例の射程といった現場思考問題が出題されていますが、多くの場合、答案の書き方と思考プロセスが共通します。授業では、現場思考問題に共通する書き方と思考プロセスについても丁寧に解説しますので、現場思考問題も怖くありません。 こうした授業を通じて、正しい答案の書き方、正しい思考プロセスといった真の意味での民法の実力を身に付けることができます。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 | 司法試験論文式における商法の出題は、大部分が会社法です。手形・小切手法からの出題は1度もなく、商法総則・商行為法の出題も1度だけ(平成18年のみ)です。
会社法では、ちゃんと理解・記憶している条文・論点でも事例問題から抽出できず落としてしまうという事態が生じすい科目ですから、多くの事例問題を勉強することで典型事例と条文・論点の繋がり・組み合わせをある程度記憶しておくとともに、法律関係図の書き方、事案類型ごとの着眼点を押さえておくことが有益です。こうしたことも、司法試験過去問講座から習得することができます。 また、会社法では、民法に比べて、同じ分野・論点が再度出題される可能性が高いので、司法試験過去問で出題された重要分野・論点について、検討事項を落とさないための着眼点(例えば、決議取消しの訴えでは必ず3号取消事由を確認するなど)、試験で評価される答案の書き方(特に423条、429条)まで丁寧に解説いたします。 さらに、会社法では、条文操作重視の出題も多い上に、条文1つあたりの文言も長いため、条文の文言をどこまで丁寧に引用するべきかを適切に判断することも重要です。授業では、試験対策を熟知している加藤講師がベストな文言引用と妥協した文言引用(文言引用の最低ライン)の双方に言及するなどにより、適切な文言引用の仕方についてもお伝えいたします。 加えて、平成28年以降、司法試験の商法でも、民法と同様に、毎年のように条文の類推適用、条文の文言の拡張解釈、判例の射程といった現場思考問題が出題されていますが、多くの場合、答案の書き方と思考プロセスが共通します。授業では、現場思考問題に共通する書き方と思考プロセスについても丁寧に解説しますので、現場思考問題も怖くありません。 こうした授業を通じて、正しい答案の書き方、正しい思考プロセスといった真の意味での会社法の実力を身に付けることができます。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
司法試験論文式の民事訴訟法は、既存論点の論証を張り付けるだけで合格答案を書けるような出題は稀であり、特に、処分権主義と既判力については、本質的なことを深く正しく理解していないと対応できない出題が多いです。授業では、出題趣旨・採点実感を表面的になぞるような解説をするのではなく、本問の解答、さらには異なる問題の解答にも活かせるような深く正しい理解をお伝えいたします。 また、民事訴訟法では、弁論主義、裁判上の自白、参加的効力、既判力などの分野を通じて、要件事実論が出題される傾向が非常に強いです。こうした出題傾向を踏まえて、要件事実論についても丁寧に解説しております。 さらに、平成30年以降、管轄など、これまでは出題されなかったマイナー分野も出題されるようになっているため、授業では、出題されたマイナー分野に関する知識面について解説するとともに、準備していないマイナー分野が出題されても合格水準の答案を書けるようなコツ(知識・問題文・頭の使い方、答案の書き方)についてもお伝えいたします。 加えて、司法試験の民事訴訟法でも、民法・商法と同様に、条文の類推適用、条文の文言の拡張解釈、判例の射程といった現場思考問題が出題されます(例えば、令和4年は、設問2では判例の射程、設問3では条文の射程が出題されています)。もっとも、現場思考問題では、多くの場合、答案の書き方と思考プロセスが共通します。授業では、現場思考問題に共通する書き方と思考プロセスについても丁寧に解説しますので、現場思考問題も怖くありません。 こうした授業を通じて、重要分野に関する深く正しい理解、正しい答案の書き方、正しい思考プロセス、現場思考問題における対処法などを習得し、真の意味での民事訴訟法の司法試験過去問をマスターすることができます。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
刑法では、同じ分野・論点が再度出題される可能性が高いため、司法試験過去問で出題された重要分野・論点については、書き方で差をつけるために、試験で評価される分野・論点ごとの正しい書き方を身に付けておく必要があります。また、全分野に共通するものとして、客観的構成要件要素→主観的構成要件要素、客体→主体→行為→結果→因果関係、故意→主観的超過要素という答案の正しい流れ、要素ごとの論述のコツ、メリハリ付け・取捨選択のコツなどを身に付けることも非常に重要です。授業では、試験対策を熟知している加藤講師が、こうした正しい書き方とともに、実践的な受験技術もお伝えいたします。 また、平成30年以降、司法試験の刑法では、学説対立をはじめとする多角的検討を求める傾向が強くなりました。こうした傾向を踏まえて、プレテストから平成29年までの問題についても、学説対立をはじめとする多角的検討が問われる可能性がある分野・論点については、テキストの解説部分に複数の学説や理論構成を示すなどして、多角的な分析ができるような工夫を施しております。 刑法の過去問分析に必要とされることが盛り込まれたテキスト・授業により、真の意味での実力を身に付けることができます。 |
講義時間 | 19時間(1問当たり1時間) |
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テキスト |
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概要 |
刑事訴訟法では、行政法と同じくらい、出題範囲が絞られており、司法試験であれば一事不再理効を除き過去問だけで出題範囲をほぼ網羅することができます。このように出題範囲が狭い分、重要な分野・論点について、問題提起の仕方、論証の内容・長さ、規範の適用の仕方、推認過程(証拠構造)及び思考順序といったレベルのところまで詰めた深い学習をする必要があります。解説では、こうした答案の書き方にも重点を置くことにより、刑事訴訟法で高評価を得られる答案の書き方をマスターすることを目指します。 また、刑事訴訟法では、他科目以上に、論点ごとの学説の選択、判例の理解の仕方、基本概念の理解の仕方について学者ごとに違いがあるため、こうしたことについて司法試験委員会の見解に従った理解を選択することも非常に重要です。このように学者ごとに論点や基本概念の理解が異なる傾向が強いという科目特性を踏まえ、論証を作成する際には、川出敏裕「判例講座」(立花書店)、古江賴隆「事例演習刑事訴訟法」(有斐閣)及び宇藤崇ほか「リーガルクエスト刑事訴訟法」といった言(元考査委員が著者である基本書・演習書を参照することにより、限りなく司法試験委員会の理解に近い論証等を答案に反映してます。したがって、司法試験過去問講座「刑事訴訟法」の受講者様は、司法試験で評価される論点・基本概念の理解を身に付けることもできるため、安心して勉強をして頂けたらと思います。なお、担当講師である加藤喬講師が徹底した出題分析と文献等によるリサーチによって限りなく司法試験委員会の見解に近い知識をテキストに反映しているというのは、全講座の全教材に共通することですので、加藤ゼミナールの講座の受講者様はテキストの記述に疑義を抱くことなく安心して勉強をして頂くことができます。 さらに、平成30年以降、司法試験の刑事訴訟法でも、学説対立、複数の推認過程の検討といった多角的検討を求める傾向が強くなりました。こうした傾向を踏まえて、プレテストから平成29年までの問題についても、学説対立をはじめとする多角的検討が問われる可能性がある分野・論点については、テキストの解説部分に複数の学説や理論構成を示すなどして、多角的な分析ができるような工夫を施しております(例えば、伝聞法則でも、複数の推認過程について言及しております)。 試験傾向に沿ったテキストと授業により、刑事訴訟法の司法試験過去問を真の意味でマスターすることができます。 |
例えば、総まくり講座、基礎問題演習講座、司法試験過去問講座の3講座セットを受講する場合、科目ごとに、総まくり講座→基礎問題演習講座→司法試験過去問講座という流れで受講します。
そして、基礎問題演習講座を受講する際には、総まくり講座で学習したことを総動員するつもりで問題を解き、司法試験過去問講座を受講する際には、総まくり講座と基礎問題演習講座で学習したことを総動員するつもりで問題を解き、解説講義を視聴します。
基礎問題演習については、短文事例問題の答案作成をほとんどしたことがない方などを除き、答案構成をすれば足ります。これに対し、司法試験過去問については、なるべく実際に答案を書いてから解説講義を視聴するべきです。もっとも、基礎問題演習テキストは網羅性が高い(合計442問)うえに、司法試験過去問の重要部分まで反映されているため、基礎問題演習講座の内容をしっかりと消化すれば、司法試験過去問のAランク問題をしっかりとやりさえすれば、合格水準、上位水準に到達できます。
解説では、出題趣旨・採点実感をそのまま張り付けるのではなく、答案の流れに従って整理した上で検討事項ごとに抜粋しているため、出題趣旨・採点実感を熟読して「この部分は何を意味しているのか」といったことを自力で分析することを要することなく、出題趣旨・採点実感から学ぶべきことを習得することができます。
年々、出題趣旨・採点実感の分量が増えており、上位合格を目指すうえでも不要な記載や、出題趣旨と採点実感とで重複する記載などもありますから、出題趣旨・採点実感の全部を最初から最後まで熟読する必要はありません。解説では、出題趣旨・採点実感のうち過去問分析のために読むべきものをピンポイントに引用・抜粋しています。これにより、「無駄がなく、漏れもなく」出題趣旨・採点実感から必要事項を学ぶことができます。
科目ごとに問題を分析する際の思考プロセスがあり、民法では、訴訟物→請求原因→抗弁以降の攻撃防御方法という流れに従って問題を分析するのが通常です。そこで、民法の解説では、出題趣旨・採点実感も抜粋しながら、訴訟物→請求原因という思考プロセスの出発点から説明しています。民法では、こうした論点以前の前提事項の論述で差が付きやすいです。
解説では、必要に応じて、出題趣旨・採点実感ごとに法律要件(民法では要件事実を含む)、判例・学説、思考プロセスなどに関する説明を付けています。これにより、基本書・判例集を使って自力でリサーチをすることなく、解説部分だけで過去問分析をすることができます。
過去問分析で大事なことは、解答筋(「何を論じるべきか」)を把握することではなく、解答筋に気が付くための思考プロセスを習得することです。思考プロセスを習得しなければ、試験本番において過去問と異なる事例から解答筋を導き出すことができないからです。
民法では、要件事実論に従って当事者の主張を分析することが重要であり、問題文のどこをどう読んで、当事者の主張をどのように法的に構成するのかという主張分析に関する思考プロセスも丁寧に解説しています。
過去問講座では、こうした汎用性の高い方法論についても丁寧に解説しますので、真の意味で過去問をマスターすることができます。
司法試験過去問講座では、令和1年から令和5年までの5年分については、6~8枚で検討事項を可能な限り網羅した現実的な超上位答案(想定1位~2桁前半)のほかに、4~5枚で簡潔にまとめた中上位答案(想定100~200位)も用意しております(プレテストから平成30年までの14年分については、超上位答案のみとなります)。
模範答案と中上位答案の双方を参考にすることにより、理想解と現実解を把握した上で、個々人の記憶力・理解力・筆力等に合った「自分の現実解」を具体的にイメージできるようになります。
また、中上位答案は、加藤喬講師が徹底した出題分析に基づくメリハリ付けと簡にして要を得た文章によって、4~5枚以内で主要な検討事項を盛り込みコンパクトに書き上げたものです。こうした中上位答案から、配点項目を意識したメリハリ付けの視点、配点項目をコンパクトにまとめ切る答案作成上のコツなども習得することができます。
加藤ゼミナールでは、多くの予備校と異なり、受験生スタッフや合格者スタッフではなく、講師自らが全てのテキストを作成しています。また、講師がスタッフ作成のテキストを監修するのではなく、講師が最初から最後までいちからテキストを作成しています。
司法試験過去問講座で使用する司法試験過去問テキスト、有料で別途付属する総まくり論証集はいずれも、加藤喬講師がいちから作成したものです。
司法試験過去問テキストは、1科目につき1冊(400頁前後)、合計7冊となります。
テキストにはプレテスト、平成18年から令和4年までの18年分の過去問が反映されており、令和5年分については出題趣旨・採点実感の公表後にPDFで提供いたします。
加藤ゼミナールでは、教材について製本タイプと26穴タイプの2つをご用意しております。受講者様は、希望する教材タイプを選択することができます。
製本タイプ、26穴タイプのいずれであっても、B5サイズ(182×257mm)となります。
教材の厚みは、概ね10ページあたり1mmです。例えば、ページ数が400頁のテキストであれば、概ね40mmの厚みとなります。
加藤ゼミナールでは、講義で使用するテキストの製本料、配送料は、講座価格に含まれております。したがって、講座価格とは別に製本料や配送料がかかることはございません。
ただし、26穴タイプを選択した場合には、オプション料金として別途10,000円(税込)がかかります。
テキストの索引性を高めるために、基礎問題演習テキストには、巻頭に問題ごとの論点目次があり、かつ、問題と論点ごとに基礎応用完成テキスト及び総まくり論証集の該当ページが記載されています。
加藤ゼミナールでは、教材について製本タイプと26穴タイプの2つをご用意しております。受講者様は、希望する教材タイプを選択することができます。
26穴タイプ(B5サイズ)では、別途、オプション料金がかかります。これに対し、製本タイプ(B5サイズ)では、オプション料金はかかりません。
教材タイプは、お申込みボタンを押した後の「お申込み内容確認」ページにおいて選択してくださいませ。
Aプラン(製本タイプ)
追加料金なし |
司法試験過去問テキスト7冊(製本、B5サイズ) |
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Bプラン(26穴タイプ)
オプション料金10,000円(税込) |
司法試験過去問テキスト7冊(26穴、B5サイズ) |
※26穴タイプを選択した場合でもバインダーは付属しませんので、バインダーは各自でご用意くださいませ。
※ 教材タイプに関する詳細につきましては、こちらからご確認くださいませ。
憲法(令和1年)
刑法(令和1年)
こちらのバナーをクリックして体験講義のページに進むと、ある程度まとまりのある数のサンプル講義とサンプル教材をご覧いただけます。
司法試験過去問講座の受講を検討なさっている方は、是非お試しくださいませ。
【司法試験過去問テキスト】講義で使用するメインテキスト
【総まくり論証集】論文一元化教材(別売)
2024年9月末までとなります。
テキストの配送 |
全科目の教材配送を開始しており、入金確認から1週間以内に7科目分の教材(7冊、令和4年分まで反映)を一括配送いたします(令和5年分は、出題趣旨・採点実感の公表後、PDFで提供いたします)。 総まくり論証集もセットで購入なさる場合には、総まくり論証集7冊(各科目1冊)も一緒にお届けします。 |
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講義動画の配信 |
全科目につき、プレテスト、平成18年から令和4年までの18年分の講義動画の配信を完了しております。 入金確認から3日以内に全科目につき18年分の講義動画が視聴可能になります(令和5年分は出題趣旨の公表後に配信いたします)。 |
銀行振込 | 一括払い 〇
3分割払い(手数料負担なし) 〇 ※司法試験過去問講座では、分割手数料負担なしの銀行振込による3分割払いをご利用頂けます。詳細につきましては、こちらのページからご確認くださいませ。 |
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クレジットカード決済 | 一括払い 〇
分割払い 〇 ※クレジットカード決済による分割払いの可否、回数及び手数料は、お客様とカード会社様との契約内容によりますので、ご利用なさるクレジットカードの情報をご確認くださいませ。 |
基本7科目の総まくり論証集は、基礎応用完成テキストを2分の1から3分の1に凝縮した最高の論文一元化教材です。試験直前期に効率的な総復習をする上でも非常に役立ちます。
総まくり論証集には、答案でそのまま使えるコンパクトな実践的論証、制度概要、条文、判例、学説対立(刑事系)、要件事実や構成要件をはじめとする法律要件、答案の書き方、思考プロセスなど、論文試験で必要とされる全ての法律知識と方法論が集約されています。
論証が短く実践的なものであることと、論証以外の知識・方法論も反映されていることの2点が、長い論証が形成されているだけの一般的な論証集との大きな違いです。
総まくり論証集の特徴は以下の2点です。
総まくり論証集についても、製本タイプと26穴タイプから選択して頂けます。
26穴タイプ(B5サイズ)では、別途、オプション料金として5,000円(税込)がかかります。これに対し、製本タイプ(A5サイズ)では、オプション料金はかかりません。
基本7科目の司法試験過去問講座(税込150,000)は、科目別で購入することも可能でございます。
1科目30,000円(税込)で購入して頂けます。
加藤ゼミナールでは、販売講座をお得な価格で複数購入して頂けます。
以下では、試験種ごとの奨励プランを紹介させて頂きます。
なお、ご自身にとってベストな講座の組み合わせを自分だけでは判断できないという場合には、お電話またはメールでの受講相談もご利用くださいませ。受験生の皆様お一人ずつのご事情を踏まえ上で、ベストな講座の組み合わせをご提案いたします。
司法試験受験生の方には、総まくり講座・司法試験過去問講座の【2講座セット】又は総まくり講座・基礎問題演習講座・司法試験過去問講座の【3講座セット】が大変お薦めです。
【2講座セット】では、科目ごとに、総まくり講座→司法試験過去問講座という流れで受講し、司法試験過去問講座を受講する際には、総まくり講座で学習したことを総動員するつもりで過去問を解き、解説講義を視聴します。
【3講座セット】では、科目ごとに、総まくり講座→基礎問題演習講座→司法試験過去問講座という流れで受講し、基礎問題演習講座を受講する際には、総まくり講座で学習したことを総動員するつもりで問題を解き、司法試験過去問講座を受講する際には、総まくり講座と基礎問題演習講座で学習したことを総動員するつもりで問題を解き、解説講義を視聴します。
基礎問題演習については、短文事例問題の答案作成をほとんどしたことがない方などを除き、答案構成をすれば足ります。これに対し、司法試験過去問については、なるべく実際に答案を書いてから解説講義を視聴するべきです。もっとも、基礎問題演習テキストは網羅性が高い(合計442問)うえに、司法試験過去問の重要部分まで反映されているため、基礎問題演習講座の内容をしっかりと消化すれば、司法試験過去問のAランク問題さえしっかりとやり込めば、合格水準、上位水準に到達できます。
セット購入の方法、その際の割引率など、セット購入に関する詳細につきましては、こちらのページからご確認くださいませ。
加藤ゼミナールの基本7科目の試験対策講座は、毎年、1桁合格者をはじめとする超上位合格者や短期合格者を輩出しています。
宇波壮一郎 様
総合7位・論文6位・労働法2位で司法試験合格
加藤先生の労働法講座がとても分かりやすく、また、試験でいかに点数を取るかに特化して指導してくださる加藤先生の姿に強く共感し感銘を受けたことから、基本7科目の試験対策講座(総まくり講座、司法試験過去問講座)も受講しました。
司法試験過去問講座では、論証から答案の書き方にいたるまで司法試験委員会の理解に沿った解説をして下さるとともに、問題文の読み方まで丁寧に指導して下さるので、本当に目から鱗の情報が多く、特に公法系では答案の書き方と問題文の読み方がガラッと変わり、お陰で公法系2位という成績を収めることもできました。
西原武 様
総合122位、論文科目オールAで司法試験合格
加藤先生の講座を選択した理由は、圧倒的な信頼感にあります。加藤先生のテキストは多数の文献が引用されており、情報の正確性が担保されているため、情報の正確性を吟味することに労力を割くことなく、勉強に集中させることができます。
司法試験過去問講座の特徴は過去問演習が一冊で完結する点にあります本講座は、過去問演習を有意義にするための資料が余すことなく添付・記載されているため一冊で過去問演習を完結させることができ、時間がない中で円滑に司法試験対策を完成させることができました。
比嘉麻衣子 様
総合157位・論文151位で司法試験合格
司法試験過去問に歯が立たずに悩んでいたところ、試験を研究し尽くしている総まくりテキストに出会い、感銘を受けました。
加藤先生のテキストでは、司法試験が研究し尽くされている上、適切な情報量で情報が一元化されており、文献による裏取りも徹底されているため、安心して勉強することができました。短期合格のためには過去問が絶対的に大事であり、加藤先生のテキストを使って過去問を勉強すれば司法試験は怖くありません。
谷口陸 様
総合200番台(民法を除きオールA)で司法試験合格
加藤先生の過去問講座では、分野論点単位での狭い解説にとどまらず、全科目に共通する検討事項を正しく把握するための問題文の読み方や点の入る書き方といった汎用性の高いことについてまで説明があるので、こうしたことを総まくりテキストにメモして情報の一元化を図り、反復して定着させることにより、総合200番で合格することができました。
講座名 | 基本7科目の司法試験過去問講座 |
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対象試験種 | 司法試験 |
販売価格 | 150,000円(税込)
3月31日から開催している2023年版講座の開講セール(10%OFF)が適用されます。講座をカートに入れた上で、ディスカウントコード「debut2023」をご入力ください。 |
科目別販売 | 司法試験過去問講座は、科目別でも購入して頂けます。 1科目30,000円(税込)となります。 詳細はこちらからご確認くださいませ。 |
視聴期限 | 2024年9月末まで |
使用教材 |
司法試験過去問テキストは、1科目につき1冊(400頁)、合計7冊となります。 テキストには、プレテスト、平成18年から令和4年までの18年分の過去問が反映されており、令和5年分については出題趣旨の公表後にPDFで提供いたします。 プレテストから平成30年までの14年分の答案は、6~8枚で検討事項を可能な限り網羅した「現実的な超上位答案」(想定1位~2桁前半)となります。令和1年から令和5年までの5年分では、「現実的な超上位答案」のほかに、4~5枚で簡潔にまとめた「中上位答案」(想定100~200位)もございます。 ※1.テキストは製本タイプ(無料)と26穴タイプ(オプション料金10,000円[税込])からお選びいただけます。 |
講義時間 | 各科目19時間(1問あたり1時間) 合計133時間(19年分×1時間×7科目) |
教材配送 & 動画配信 |
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支払方法 |
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加藤ゼミナール代表取締役社長
弁護士(第二東京弁護士会所属)
青山学院大学法学部 卒業
慶應義塾大学法科大学院 修了
司法試験合格(労働法1位、総合39位‐上位0.5%)
5歳から体操を始め、それからずっと体育会に所属しており、高校3年生のインターハイでは個人総合5位入賞を果たす
大学3年生の春に、自分の人生をスポーツから勉強に切り替えようと思い、当時高野泰衡講師が在籍していた大手予備校に入塾し、司法試験を目指す
慶應義塾大学法科大学院を修了し、受験3回目で、労働法1位・総合39位で司法試験に合格(2014年)
合格直後から講師活動をスタートし、2021年5月、法曹教育の機会均等と真の合格実績の追求を理念として、加藤ゼミナールを設立
徹底した過去問分析に基づく試験対策と自身でいちから作成した教材のクオリティの高さに定評があり、自身が教材も含めていちから作成した労働法講座は司法試験受験界において圧倒的なシェアを占めている
執筆
・「受験新報2019年10月号 特集1 合格答案を書くための行政法集中演習」(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」憲法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 令和元年」行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成30年」行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成29年」行政法(法学書院)
・「予備試験 論文式 問題と解説 平成23~25年」行政法(法学書院)
ブログ
加藤喬の司法試験・予備試験対策ブログ
https://kato.blog/